白井陽斗 ホーム3連勝&上位浮上へ「自分はゴールでチームを守れたら」
最大の防御は攻撃と主張するFW白井が、札幌をホーム3連勝へ導く=撮影・宮西雄太郎
■4月28日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
水戸戦以来の先発を狙う
攻撃こそ、最大の防御だ。北海道コンサドーレ札幌は28日、札幌市内で第12節・長崎戦(29日午後2時開始、プレド)へ向けて全体練習を行った。12日・水戸戦以来の先発出場を狙うFW白井陽斗(25)は「結果が全てだと思っている」と得点へのこだわりを強調。自らのゴールで、札幌をホーム3連勝に導いてみせる。
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前節は短い時間の中で存在感

クラブ屈指のスピードスターが、チームを勢いづける。前節の大宮戦で途中出場した白井は右クロスで絶好機を演出するなど、短い出場時間の中で存在感を示した。コンディションは「いつも通り、ずっと良いです」と上々の様子。その表情には自信がみなぎっている。
長崎は現在、1分けを含め5戦連続白星がない。波に乗れていない状況とはいえ、個の能力は高く、外国人選手を中心とした攻撃は爆発力を秘めている。リーグ2位の総得点をマークする相手に対して、背番号71は真っ向勝負を挑むつもりだ。
「最大の守備は攻撃。FW陣が点を取らないと守備陣はなかなか粘り強く戦えない。自分はゴールでチームを守れたらと思っています」
ドームでゴールを決められたら…
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サポーターの大声援を味方に付け、難敵を撃破する。昨夏に加入した白井は、5日の徳島戦で札幌移籍後初めて、ホームでのスタメン出場を果たした。先発メンバーだけに与えられる入場シーンの時間は格別で「ドームならではの雰囲気が初めての経験。あそこで(得点を)決められたら本当に気持ち良いんだろうなって」と、さまざまな思いを巡らせた。
味わえなかった快感を、今度こそ得てみせる。白井は「徳島戦は前半に何回もあったチャンスを決められなかった。それが心にずっと残っている。その気持ちを明日の試合で払拭します」。点取り屋のプライドを胸に秘め、大観衆を沸かせるつもりだ。

「FWで勝負したい」
結果が物言うフォワード稼業。勝利を呼び込む得点を奪えば、おのずと立場を確立できる。「徳島戦で結果を出せなくて、以降は右(サイド)で出ることが多かった。自分はFWで勝負したい。何を言われても結果を出せばいい。得意とするゴールに向かって走るプレーを、一つでも多く出していきたい」。ストライカーの意地が、価値あるゴールを生む。
上位チームと相まみえる春の連戦が、長いシーズンの行方を占う。長崎、山形、磐田と続く戦いへ向けて「開幕4連敗から始まったことにも意味がある。その連敗を、ここで連勝して取り返せたら自動昇格もまだ狙える。この連戦が鍵になる」。負けん気強いFWが、札幌を連勝街道に乗せる。

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