コンサドーレ
駒井 来季は「ボランチで5得点」
北海道コンサドーレ札幌のMF駒井善成(29)が「ボランチで5得点」を来季の目標に掲げた。攻撃を組み立て、自らも積極果敢に前線へ。脂が乗ったユーティリティープレーヤーはミシャサッカーを最も熟知する選手の一人。来季、さらなる存在感を発揮する。
駒井は今季37試合に先発出場。昨季主戦場としたシャドーから1列下がり、主にボランチで攻撃のかじ取り役を担った。時にはCBまでこなす万能MFは「来年も、今年の積み重ねを出していきたい。真ん中で勝負したい」と中央でのプレーに強いこだわりを持つ。
今季2得点にとどまったゴール数も上積みを誓う。「例えば、稲垣祥選手(名古屋)はボランチでも5点以上取っている。役割はアンカーだが、5点取れる感覚はつかめている」と駒井。今季8得点を挙げた日本代表MFを引き合いに出し、さらなるレベルアップを宣言。積極的に前線へ関わり、攻撃に厚みをもたらす。
オフは地元の京都に戻って充電中。2歳の息子はサッカーに夢中で「センスは悪くない。僕がサッカーを始めた6歳の時と、もう一緒くらい。興味を持ってくれて、親としてうれしい」と頬を緩ませた。自慢のパパであり続けるため、来季も札幌の中心選手としてフル稼働する。(石栗賢)