夏季スポーツ
2021/12/26 14:48

全国高校バスケ男子駒苫道勢7年ぶり16強!平田主将「勝てる自信あった」

ゴール下を制し、ダブルダブルを達成した駒大苫小牧のティオウネ(左)((C)JBA)

■全国高校バスケットボール選手権第3日(25日、東京体育館ほか)

 男子2回戦が行われ、駒大苫小牧が71―62で光泉カトリック(滋賀)を撃破。24日(1回戦)のウインターカップ初勝利で勢いに乗り、道勢7年ぶりの16強入りを果たした。身長205センチを誇るセネガル人留学生のCティオウネ・ババカル(2年)が26得点15リバウンドで“ダブルダブル”をマーク。勝利に貢献した。白樺は100―119で帝京長岡(新潟)に敗れた。

セネガル人留学生ティオウネがダブルダブル

 駒大苫小牧が2回戦を突破した。PF平田峻大主将(2年)は「厳しい戦いになるとは思っていたんですけど、自分たちは絶対に勝てる自信があった。試合前も『勝てるよ』って言いながら練習していた。それが結果に表れて良かった」。有言実行に笑顔を輝かせた。
 期待の留学生が、ようやく目を覚ました。ティオウネだ。1回戦では序盤からファウルが続き、ベンチを温める時間が多く、11得点に甘んじていた。
 この日の2回戦は違った。第1クオーター(Q)だけで10得点を挙げると、第2Q最初の得点は豪快なダンク。3人マークにストレスを感じながらも、ゴール下で体を張り続けた。リバウンド、ショットブロックと「昨日よりもできた。次の試合も」と、さらに調子を上げていく。
 アクシデントを乗り越え、団結はより強固になった。前半を2点のビハインドで折り返すと、同点に追い付いた直後の第3Q1分。186センチのC山田結登(2年)がゴール下の混戦で床に激突し、退場した。
 代わりに入った平田主将は「もう一回、気持ちを上げて、いい雰囲気でバスケをしよう」とチームを鼓舞。その後、一気に逆転すると、8点リードで第4Qを迎え、振り切った。
 ウインターカップ初勝利を挙げた24日はクリスマスイブ。試合後、メンバーはケーキではなく、ドーナツでお祝いした。「走って自分たちの速攻から、セカンドチャンスにつなげたい」と平田主将。9年ぶりの道勢8強入りへ、持ち味の泥くさいバスケを貫く。

男子白樺惜敗もナイスゲーム

 最後は19点差をつけられたが、今夏のインターハイ準優勝校から100点を奪った白樺。自身公式戦最多の41得点を記録したPF舘山由青(2年)は「笑って楽しくゲームをして終わろうというのを目標にやっていた。試合中は声も出てベンチもチーム一体で戦えた。ナイスゲームだった」と納得の内容だった。2年生が主体のチーム。「体力面をもっと強化して、来年、帰ってきたい」。この経験を糧に再び大舞台を目指す。

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