コンサドーレ
《平川弘のCool Eye》 海外からのオファーも残留 小柏 来季も結果、数字を残して
先日、小柏にスコットランド1部のハーツからオファーが届いたという報道があり、驚いた。来年1月にA代表の国際親善試合ウズベキスタン戦に招集されるサプライズがあったばかりだったので、本当にびっくりである。
スコットランドでは、セルティックの古橋がゴールを量産しブレイクしている。セルティックはさらに前田(横浜M)、旗手(川崎)、井手口(G大阪)の獲得を進めているようで、日本人選手への評価が高まっている。
Jリーグで活躍した若手がすぐに引き抜かれてヨーロッパへ移籍する時代になった。5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)に直で加わるのはまだまだ難しいが。
そんな背景もあって、小柏の動向が気になっていたが、「来季」は札幌に残留するようである。私もその方がいいと思う。本人も、まだ札幌でやることがあると、しっかり足元を見つめている。真面目な小柏らしい。
来季、札幌でけがなくプレーできれば、もっといいクラブからオファーが届くだろう。そのタイミングを逃さないためにも、来季は札幌で結果、数字を残してほしい。
カズの移籍話が話題になっている。彼は私の二つ下の54歳。いろいろな意見があるが、カテゴリーに関係なくいまだにプレーヤーとして存在していること自体がすごい。
パイオニアのカズがいなかったら、札幌でまだ駆け出しの小柏にはオファーも来なかっただろう。(本紙評論家)