コンサドーレ
興梠が浦和から期限付き移籍
北海道コンサドーレ札幌は浦和からFW興梠慎三(35)が、期限付き移籍で加入すると発表した。期間は2022年2月1日から23年1月31日まで。期間中は浦和との公式戦には出場できない。天性のゴールゲッターが、札幌の決定力不足を解消する。
22年2月から1年間
熱烈オファーが結実した。今夏に続いて獲得に乗り出していた興梠の加入が決まった。最大の補強ポイントを、最強のピースで埋めた。
J1通算158点は歴代3位で現役最多。昨季まで9年連続2桁得点をマークするなど、輝かしいキャリアを積み重ねてきた。出場機会が減少した今季は20試合で1得点にとどまったが、三上大勝GM(50)は「うちの課題を解決し、大きくもうひと花咲かせてくれるはず」と類いまれなゴールセンスに期待を寄せる。ペトロビッチ監督とは13年から17年までともに戦っており、ミシャサッカーを熟知する。
興梠はクラブを通じ「またミシャとサッカーができることを大変うれしく思います。この移籍で大事な家族、大事なクラブから離れてこのクラブにやってきました。生半可な気持ちでこのクラブにやって来たわけではありません。一つでも多くタイトルを取りチームの歴史に名を刻める様に頑張りたいと思います」などと決意表明した。
恩師の下で完全復活を期す。決定力不足解消の切り札としてはもちろん、若手の手本にもなるストライカーの加入。好影響は計り知れない。
(石栗賢)