ファイターズ
杉浦 守護神背番「22」で心新た
背番号「57」で今季28セーブを挙げた杉浦が、来季から「22」を背負う。日本ハムでは今季限りで引退した捕手・鶴岡のイメージが強い。しかし、他球団を見渡せば偉大なクローザーたちがつけてきた“守護神ナンバー”だ。
道産子右腕は「高津さん(現ヤクルト監督)もだし、大魔神・佐々木さん(元横浜)も藤川球児さん(元阪神)も」と、「22」で活躍した抑え投手の名前を挙げた。中でも、ヤクルト在籍時に投手コーチだった高津監督は、恩師であり憧れのクローザー。「移籍してからも連絡をくれたり、すごくいい人。22番を代表する選手。そういう存在にならないといけない」と目標にしている。
ヤクルト時代、高津監督からは「目の前の結果で一喜一憂しない野球観」を学んだ。抑えを務める上で、その教えが指針となった。「先発とは別物。失敗を次に引きずっていられないポジション。最後まで一喜一憂しないという感じでやっていた」。苦い失敗もあったが、心を乱すことなく56試合に登板した。
責任の重い役割だが、その分、やりがいも大きい。「最後に勝ってハイタッチできるのはクローザーだけ。それを味わえるのは特別な瞬間」。来季は「22」を身にまとい、誰よりも多く歓喜のハイタッチをしてみせる。