コンサドーレ
青木&小柏で連敗脱出だ きょうC大阪戦
北海道コンサドーレ札幌はきょう8日、札幌厚別公園競技場でC大阪と戦う。負傷離脱していたMF青木亮太(25)とFW小柏剛(23)が全体練習に合流。試合復帰へ意欲を見せた。攻撃に厚みを取り戻し、聖地で勝ち点3を奪いにいく。
ルヴァン杯敗退のショックから立て直す。FC東京に逆転突破を許した敗戦から中2日で迎えるC大阪戦。ペトロビッチ監督は「誰もが勝ち上がれると信じて戦って負けた。まだ日が浅く、全員の中に傷があるが、試合は待ってくれない。しっかり切り替えたい」と照準をリーグ戦に戻した。
チームにとって明るい材料は、8月28日の川崎戦で負傷した青木と小柏が全体練習に合流したこと。主力が軽めの調整で試合に備える中、控え組主体の練習でミニゲームまで全てを消化した。指揮官は「試合に絡めるかは慎重に判断しなければいけない」と明言こそ避けたが、メンバー入りが濃厚。青木は「もう問題ない」と出場へ意欲を見せた。
C大阪とは今季初対戦。指揮官は「個の能力がある選手が揃い、組織的な戦いをしてくるチーム」と警戒を強める。リーグ戦は直近2試合無得点。名古屋、川崎と上位チームに苦杯をなめさせられた。リーグ戦4試合ぶりの勝利へ青木は「ボールを握る時間を増やし、ミスを減らしていくことが大事」と勝負のポイントを挙げた。
5日のFC東京戦でDF福森が負傷交代するなど、台所事情は依然、厳しい。ペトロビッチ監督は「残りはもうリーグ戦しかない。少しでも順位を上げていこう」と意思統一。地力が問われる聖地での一戦に、チーム一丸で臨む。(石栗賢)