ファイターズ
清水 新任・山田コーチに弟子入り志願「全てにおいてイチから」
プロ8年目を迎える日本ハムの清水優心捕手(25)が新任の山田勝彦バッテリーコーチ(52)から“野村イズム”を吸収することを誓った。新庄剛志新監督(49)から捕手強化を全権委任されている同コーチに指導を仰ぎ、今季こそ正捕手の座をつかみ取る。
野村イズムで正妻つかむ
今季こそ、一皮むけたい。正捕手の筆頭候補に挙がる清水が、故・野村克也さんの下で指導経験がある山田コーチに弟子入りを志願した。
同コーチは“野村の教え”を受け継ぎ、楽天・嶋(現ヤクルト)、オリックス・伊藤光(現DeNA)、阪神・梅野と球界を代表する捕手を育成してきた。
それだけに、清水は「実績もある方を育ててきている。ぼくは全て変えたいと思うので、全てにおいてイチから教えてもらおうという気持ちでいます。技術のことを一番に習いたい」と目をぎらつかせる。
昨季は自己最多の100試合に出場したが、レギュラーの座を射止めるまでには至らなかった。盗塁阻止率はリーグワーストの・203。「投げることに関しては、数字的にも必ず上げないといけない」と危機感を抱いている。
成長を遂げて、ゆくゆくは山田コーチの教え子として自身の名前が挙がるようになりたい。「嶋、伊藤光、梅野、清水と言われるように頑張ります。その人たちに追いつけるレベルになりたいです」。
新庄ビッグボスから「山田コーチは良いコーチだから一緒にタレントになろう」と声を掛けられるなど、首脳陣の期待は大きい。野村イズムを学び、清水が扇の要にどっしりと座る。