夏季スポーツ
札幌選抜INFINITEリベンジV 投手戦制し3大会ぶり頂点!
■全道ジュニア女子ソフトボール選抜 最終日(7日、札幌・つどーむ)
中学生の部の決勝トーナメントが行われた。昨年と同カードとなった決勝は、札幌選抜INFINITEが3―1で十勝選抜Sを下し、3大会ぶりに頂点に立った。三回途中から登板した岩本羽未投手(札栄中1年)が5回無失点。毎回の10奪三振で優勝に貢献した。
岩本好投10K無失点
6日の初戦・2回戦で計37得点を挙げたダブルエースが抑え込まれた。山田は6点、二川颯斗(1年)は11点。山田は「これが全国だなって。うまく修正できずに流れが止まっちゃった。自分と二川が決めなきゃいけない場面で決められなかった」。エースとしての責任を果たせず、悔しさをにじませた。
相手の長身エースは想像以上の高さと攻撃力を持ち合わせていた。第1セットこそ、8点に抑え込んだが、第2セット以降は圧力に屈し、終わってみれば30失点。してやられた。
敗れはしたが、3年生は高校最後の大会で初めて全国舞台に出場。しかも8年ぶりの16強と成果を残した。ライトから何度もスパイクを決めたサウスポーの川松憲迪(3年)は「楽しかった。全国は化け物がいっぱいいた」。試合後、涙ぐむ1年生の二川に「おまえは頑張った。来年、再来年と頼むぞ」と思いを託した。
新チームは山田、二川ら今大会の主力が多数残る。山田は「本州のバレーを実感できた。全国で通用する、優勝するチームをつくる」。1987年に高校3冠を達成した北の古豪が来季、全国舞台で再び躍進する。