夏季スポーツ
2022/01/08 15:39

東海大札幌高無念の逆転負け 19年ぶり8強逃す

8強入りを逃した東海大札幌高の選手たち。エースの山田(右から4人目)は来年の雪辱を誓った(撮影・富田茂樹)

■全日本バレーボール高校選手権第3日(7日、東京体育館)

 男子3回戦が行われ、東海大札幌高は1―2で高松工芸(香川)に逆転負け。夏季開催だった2003年以来の8強入りを逃した。第1セットを奪ったが、210センチの相手エース・牧大晃(3年)に計30得点を許すなど2セットを連取された。新チームで主将を任されるエースの山田祐輝(2年)は来年のリベンジを誓った。

210㌢相手エース・牧止められず

 6日の初戦・2回戦で計37得点を挙げたダブルエースが抑え込まれた。山田は6点、二川颯斗(1年)は11点。山田は「これが全国だなって。うまく修正できずに流れが止まっちゃった。自分と二川が決めなきゃいけない場面で決められなかった」。エースとしての責任を果たせず、悔しさをにじませた。
 相手の長身エースは想像以上の高さと攻撃力を持ち合わせていた。第1セットこそ、8点に抑え込んだが、第2セット以降は圧力に屈し、終わってみれば30失点。してやられた。
 敗れはしたが、3年生は高校最後の大会で初めて全国舞台に出場。しかも8年ぶりの16強と成果を残した。ライトから何度もスパイクを決めたサウスポーの川松憲迪(3年)は「楽しかった。全国は化け物がいっぱいいた」。試合後、涙ぐむ1年生の二川に「おまえは頑張った。来年、再来年と頼むぞ」と思いを託した。
 新チームは山田、二川ら今大会の主力が多数残る。山田は「本州のバレーを実感できた。全国で通用する、優勝するチームをつくる」。1987年に高校3冠を達成した北の古豪が来季、全国舞台で再び躍進する。

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