冬季スポーツ
女子マススタート 小坂 初五輪で「思い切ってレースしたい」
2月の北京五輪に出場するスピードスケートの日本代表選手が9日、オンライン取材に応じた。小清水町出身で、マススタートに出場予定の小坂凜(20、三重県スポーツ協会、小清水中出)にとっては初の五輪舞台。開幕まで1カ月を切った大舞台に向け、意気込みを語った。
過去のレース動画で研究
北京五輪の出場予定種目は、前回大会から実施されているマススタート。過去のレース動画を見返して研究を重ね、本番に向けて着々と準備を進めている。小坂は「しっかりと作戦を練っていけば、ちょっとでも順位を上げられる。思い切ってレースをしたい」と力を込めた。
幼い頃から世代トップを走ってきた若手のホープだ。小清水中、山形中央高時代には全国優勝を経験し、昨季からはナショナルチームのディベロップメント強化選手に選出。充実した練習環境でさらなる成長を遂げ、国内トップ選手の仲間入りを果たした。
昨年行われたW杯第4戦(カルガリー)マススタートでは6位入賞。国際大会の実績が評価され、北京五輪への代表切符をつかんだ。「4年後、8年後は複数の個人種目に出られるように(北京五輪を経験して)力をつけていきたい」と抱負を述べた。
(島山知房)