ドラ1達SNS自粛でプロの自覚「日本一の投手へ結果残す」
NPB新人選手研修会に参加
日本ハムの新人13選手が12日、オンラインで実施された「NPB新人選手研修会」に参加した。「SNSの使用モラルと危険性について」など、七つの講義を受講。ドラフト1位の達孝太投手(17)=天理高=は、アマチュア時代同様にプロでもSNSを使わない意向を示した。
侍U-12・井端監督から激励「まずは小さな目標つぶしていく」
常に注目を浴びるプロ野球選手だからこそ、SNSを気軽には使えない。もちろん、ファンとの交流などプラスの面は大いにあるが、軽率な投稿に伴うリスクはつきまとう。新人研修会で講義を受けたまだ高校生の達は、現時点で使用しない選択をした。
「使いたい気持ちもあるんですけど、責任を背負って使えるかと言われたら、まだ使えないと思う。自覚をもっともっと持たないといけない」
天理高野球部では携帯電話の所持が禁止されており、これまでもSNSは利用しなかった。将来的な“解禁”にも「その時、その時でいろいろな面を考えながら」と慎重な姿勢を崩さない。
「先輩プロ野球選手からプロ野球の後輩へ」と題されたこの日最後の講義では、侍ジャパンU―12・井端監督から「この中から一人でも多く、侍ジャパンに入ってもらいたい」と激励された。
達は「日本一のピッチャーになることが目標。結果を残して、そこから選考されるかどうか。まずは目の前の小さな目標をつぶしていくことが最優先」と引き締める。
きょう13日からは新人合同自主トレの第2クールが始まる。SNSへの欲が湧く暇もないほど、野球に没頭していくつもりだ。(近藤裕介)
ドラ9上川畑25歳の決意「家族安心させられるように」
新人研修会に参加し、NTT東日本で3年間指導を受けた井端氏の講義に聞き入った。「プロ野球の大先輩。いろいろな経験だとか、ためになることばかりだった」。この日が25歳の誕生日。昨年12月に入籍した新妻からはオーダーメードの革製トートバッグを贈られ「うれしかった。安心させられるように、即戦力として1年目から頑張っていきたい」と決意を新たにした。(鎌ケ谷)