コンサドーレ
2022/01/14 14:05

興梠 「ミシャのために」恩返し弾決める 札幌で入団会見

新加入を果たしたベテラン興梠は熱い気持ちでペトロビッチ監督への恩返しを誓った(撮影・小田岳史)

 北海道コンサドーレ札幌は13日、札幌市内のホテルで新入団会見を行い、FW興梠慎三(35)とMF井川空(21)が今季への決意を口にした。浦和から期限付き移籍したストライカーは「身体が壊れてもミシャのために」と、再タッグを組むミハイロ・ペトロビッチ監督(64)への恩返しを誓った。

 フィニッシャーとしての期待を背負う興梠は「自分の身体がぶっ壊れても、ミシャのために、チームのために頑張りたい」と、恩師への熱い思いを口にした。背番号は「23」に決まった。
 浦和ではペトロビッチ監督の下で2013年から17年まで5シーズンプレー。「その5年間が自分をすごく成長させてくれた」と振り返る。鹿島時代の12年から20年まで、9年連続で2桁得点をマークし、J1通算158得点は歴代3位。ミシャの下でストライカーとしての才能を完全に開花させた。
 忘れられない後悔がある。17年7月、ペトロビッチ監督が志半ばで浦和を去ることになった。恩師の解任に「今でも忘れない。なぜもっと自分が貢献できなかったのか」と無念さを募らせていた。「もう一度チャンスをくれるなら、ミシャともう一度サッカーがしたい。ずっと思っていた」。運命に導かれ、ついに再タッグを結成。粉骨砕身、赤黒のために全てをささげる。
 昨季は20試合で1得点にとどまったが、天性のゴールセンスは健在。「強い意志を持って来た。プロ1年目のような気持ちで戦いたい。ミシャが監督で二度と同じような目に遭いたくない」と興梠。名将の下で完全復活を果たし、札幌の攻撃をけん引する。

井川 「勝利のためにプレーしたい」

 新入団会見に臨んだMF井川 「大卒1年目で失うものは何一つない。チャンスがある限りトライし続け、常に札幌の勝利のためにプレーしたい。コンサドーレは大卒選手が活躍している。僕にも同じような期待をしてくれていると思っている。その期待を超えていけるよう頑張りたい」

宮沢主将 北海道神宮で必勝祈願

 札幌は13日、北海道神宮で必勝祈願を行った。新型コロナウイルス感染対策で、選手からはMF宮沢裕樹主将(32)=写真左=が代表して参加。宮沢は「毎年この必勝祈願になると今年が始まるなと思う。チームの目標を達成できるよう、選手一丸となってサポーターとともに、1年間頑張っていきたい」と決意を新たにした。

新ユニホームお披露目

 「北海道コンサドーレ札幌新年会2022」が行われ、サポーター100人が参加。トークショーでは新ユニホームをお披露目。新背番号も発表され、MF青木が「11」、FW小柏が「19」へと変更になった。青木は「空いているなら付けさせてほしい」と“逆アピール”したことを明かした。

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