同級生と切磋琢磨していく―。２０００年生まれのドラ３・水野は、吉田らと同学年になる。その吉田や万波、田宮も千葉・鎌ケ谷で自主トレを続けており、万波とは高校時代の思い出話などに花を咲かせたという。
　キャンプの紅白戦では吉田との対戦機会が巡ってくる可能性がある。「どんな球を投げるか、実際に自分も打席に立ってみたい。同級生でやるので、お互い高め合ってやっていきたい」と、刺激を与え合い、さらなる成長をもくろんでいる。
　入団同期もライバルだ。ドラ９・上川畑は、水野と同様に即戦力候補。この日初めて土の上でノックを受け、サイドノックではあったが、上川畑の守備を間近で目にした。「やっぱり上川畑さんは守備が評価されて入った選手ですし、盗めるところは盗んでやっていきたい」と鼻息は荒い。
　二遊間は激戦区の一つ。水野は打てる遊撃手として、アピールを誓う。「まずバッティングで何か光るものを見せられれば」。まだスタートラインに立ったばかり。後方から追い上げ、２０００年度生まれのトップランナーを目指す。