ファイターズ
沖縄自主トレ中の松本剛"帝京魂"爆発で外野手争いへ参戦
昨夏勇退の恩師・前田監督に「いい姿をみせられるように」
目標はキャリアハイ17年.274超える「3割目指して」
外野の激戦を勝ち抜く! 今季は西川、大田が移籍し、外野手争いは激化することが予想される。プロ11年目を迎える松本剛は「チームの中軸であった2人が抜けたということは、チームにとって痛いこと。ただ選手はすごいチャンスになるのは間違いないので、そこは意識してやっていきたい」と闘志を燃やしている。
ライバルは多い。昨季まで不動の主力として、君臨していた近藤は抜きんでているが、あとは横一線だ。昨季規定打席に到達した浅間、抜群のスピードを誇る五十幡、ブレークの兆しを見せている万波など、後輩たちも虎視眈々とレギュラー獲りを狙っている。
競争を勝ち抜くために、打撃強化に時間を費やしている。1月上旬は鎌ケ谷でバットを振り込み、前日14日から沖縄・伊江島自主トレに合流した。「ここはもう外で好きなだけ打てる。数ももちろん打てますし、その中で球場が立派なので、バッティングを確かめながらやっていきたい」と意気込んだ。
目指すはキャリアハイだ。2017年シーズンに初めて規定打席に到達し、打率も.274をマークした。さらなる上積みを期す。「(打率)3割っていうところを目指してやっていきたい」と高い目標を設定した。
年末には昨夏に勇退した母校・帝京高の前田前監督の下を訪れた。「まだまだやれるっていうふうに言ってくれた。そこは本当に僕もそう思っていますし、まだまだうまくなれると思っている。監督さんにいい姿を見せられるように頑張ります」。主力に成り上がることが、最高の恩返しとなる。
(十島功)