昨季限りで浦和を退団した元日本代表ＭＦ西大伍（３４）が、沖縄キャンプに練習生として参加。各クラブが新シーズンに向けて始動する中、所属先が決まっていない本人からの申し出を札幌が受け入れた。
　竹林京介強化部長（４６）は「アカデミー出身選手が困っている状況で、手を差し伸べないのは違う」と経緯を説明。獲得の可能性に関しては「ただ練習環境を与えているわけではない。プレーやピッチ内外での気持ち、他の選手へのリスペクトなどを含めて、この期間で見ていきたい」とした。２月５日までの沖縄１次キャンプには全て帯同予定で、期間中に見極める方針だ。
　西は札幌の下部組織出身で豊富な実績を持つＭＦ。復帰となれば、２００９年以来１３年ぶりとなる。この日の練習後には「もちろんここでやりたい思いはある」と古巣復帰へ意欲を見せていた。