コンサドーレ
菅 ミシャとタイ獲る!! C大阪オファーも迷わず残留決断
■18日、沖縄・金武町陸上競技場
北海道コンサドーレ札幌の沖縄キャンプは、軽めのメニューでコンディションを調整。C大阪からのオファーを断り残留を決めたFW菅大輝(23)が、ミハイロ・ペトロビッチ監督(64)とともにタイトルを獲りにいく強い決意を口にした。
「結果残さず離れることはできない」
今季も札幌で戦うことを決めた菅。他クラブからの高い評価を「自分を見てくれているチームがあるのは率直にうれしいし、感謝の気持ち」と受け止めたが、気持ちが揺れ動くことはなかった。「何も結果を残さない状態で札幌から離れることはできない」と、コンサ愛を貫いた。
菅のエネルギーの源は、恩師とクラブへの感謝。下部組織からトップ昇格を果たすと、23歳でJ1通算152試合出場。19年にはA代表選出も果たした。名将に才能を磨かれ、充実の今がある。「一番成長できるミシャさんの元を離れて、国内でサッカーをするのは考えられなかった」とすがすがしい表情で話した。
ミシャ体制5年目の今季、主力のほとんどが残留。FW興梠やシャビエルといった実力者を前線に加え、目標とするACL出場圏獲得、タイトル争いへ機運は高まっている。
「チームも熟成されている。これだけミシャさんの元でサッカーをやっていれば、タイトルは獲れなきゃおかしい。いい選手も入ってきた。今年こそ」と気合十分。指揮官とともにタイトルを獲りにいく。まな弟子には、主力としての並々ならぬ覚悟がある。
きょう19日からは、入国後の隔離期間を終えたペトロビッチ監督が合流する。指揮官の下、タフなトレーニングで調整のギアを上げていく。
(石栗賢)