冬季スポーツ
スノーボード・アルペン竹内6度目五輪出場へ「自分に期待」
スノーボード・アルペンで北京五輪代表に内定した竹内智香(38、広島ガス、クラーク高出)が21日、オンライン取材に応じた。2002年ソルトレークシティー五輪から連続出場し、冬季では日本人女子最多となる6度目の五輪に向けて意気込みを語った。
「自分自身のために楽しみたい」
竹内が6度目の大舞台に立つ。開幕を2週間後に控え「競技を始めたときに、こんなに長く競技をやっているとは思わなかった。自分自身のために楽しみたい」と力強く語った。
前回の平昌五輪後、2年半休養。競技から離れたことで「五輪の見方が変わった」と振り返る。銀メダルを獲得したソチ五輪は「テスト」、平昌は「追試」と位置づけ、結果だけを追い求めた過去5大会。今回は自分への「ご褒美」で「勝ちたい、速く滑りたいと思うのがアスリート。その気持ちと楽しみたいやリラックス、全てがコラボレーションすれば最高の五輪になる」と話した。
昨夏の東京五輪に続き、コロナ禍で開催される。国内外で新型コロナウイルスの感染者が急増中で「危機感を感じている。それと同時にスポーツの価値、五輪の価値を感じさせてくれたのもコロナ。この状況は変えられないので、そこから得られるものを探したい」と力を込めた。
今季のW杯は7位が最高成績。年末には原因不明の体調不良に苦しんだが、現在は回復している。本番に向けて調子も上向いており「平昌よりもはるかに良い状態。五輪に強い、合わせられるタイプだと思っているので自分に期待している」と自信をのぞかせた。