ファイターズ
玉井 ケンカ投法でホールド量産だ 必殺シュートで内角えぐる
沖縄・名護で行われている先乗り自主トレに参加している玉井がオンライン取材に対応。出身地の佐呂間町にちなみ名付けられた「サロマボール」を封印し、切れ味鋭いシュートで生き抜くことを改めて誓った。
投球の幅を広げるため、故郷の名を冠した「高速スライダー」の完全習得を目指してきたが「もう封印です。全然、投げるつもりはないです」とキッパリ。「完成度も低いですし、中継ぎだと自信のあるボールが勝負球になる」。今季は、右打者の内角をえぐる得意球で打者に向かっていく。
「サロマボール」は捨てても地元愛は健在だ。年末年始、佐呂間町に帰省した。コロナ禍で、2年ぶりとなった故郷への凱旋(がいせん)。名物のカキを堪能し「蒸しカキですね。めちゃめちゃうまかった。地元の空気もそうですし、友達に会うこともできたので、気持ちの面ですごくリフレッシュできた」と英気を養った。
昨オフは右肘の手術を受け、多くの時間をリハビリに費やした。「今年はストレスなくやれていると思う」と状態は万全だ。この日25日はブルペン入りし、捕手を座らせて直球のみ35球を投げた。
「例年一つの指標にしている50試合登板と、ホールドでのキャリアハイを目指す」。自己最多は20年に挙げた21ホールド。必殺シュートでガンガン攻めて、チームを勝利に導く。