Ｂ１東地区で現在４連敗中のレバンガ北海道は２５日、きょう２６日のホーム新潟戦（札幌・北海きたえーる）に向けて、札幌市内で練習を行った。前節の敵地・名古屋Ｄ戦でプロデビューした特別指定のＰＧ松下裕汰（２２）は先発組に入り、本拠地デビューを初スタメンで果たすことが濃厚。攻守に粘り強いプレーで連敗ストップに貢献する。

　完全非公開で戦術練習を行った。加入後初めてスタメン組に入ったという松下は、本拠地デビューへ「泥くさいディフェンスとハッスルしてルーズボールを追いかける。そしてシュートを決める」。ルーキーらしく、ひたむきなプレーで２０２２年の初勝利を誓った。
　白鴎大を優勝に導いた大学ＭＶＰも洗礼を浴びた。デビュー戦含め２試合で計８分５４秒出場も無得点。「攻撃の時は相手がバチバチ当たってきて、守備の時も外国人選手の強さを肌で感じた」。当たりの強さと、段違いのスピードを経験した。
　佐古ＨＣは「今は出来うんぬんではなく、お試し」と、ＰＧが２人同時にコート上でプレーする２ガードの１人として先発起用することを示唆した。主力のＰＧ橋本、寺園らのプレーを戦いの場の中で学べる貴重な機会。松下は「泥くさい守備や勝負どころの３点シュート、ゲームメークを学んで、将来は橋本さんのような選手になりたい」。スポンジのように吸収し、チームに欠かせないピースに成長する。