今川 眼力強化で打力アップ!チーム1号狙う
ビッグボス体制“1号”狙う! 沖縄・名護でキャンプ先乗り自主トレを行っている日本ハムの今川優馬外野手(25)が29日、オンライン取材に応じ、2月1日から始まる春季キャンプの目標に「チーム初本塁打」を掲げた。今オフには、目と手の協調性を高める「ハンドアイコーディネーション」の訓練に着手するなど、準備は順調。長打力を新庄剛志監督(50)に猛アピールし、開幕スタメンを奪う。
2・6紅白戦「一番目立って、アピールしたい」
誰よりも早い一発で、ビッグボスをほれさせる。2年目を迎えた道産子外野手・今川は、今季初実戦となる2月6日の紅白戦出場、そしてチーム“初アーチ”に狙いを定めた。
「監督、コーチが代わって、第一印象がすごく大事。スタートダッシュでホームランを一番先に打って、一番目立って、一番アピールしたい」
2月1日のキャンプインを前に、鍛えてきたのは眼力だ。「野球は目で見て捉えたものに対して手を使って、打撃や捕球を連動してやっていかないといけないスポーツ」。目で見たものに対し、正確に手を動かす「ハンドアイコーディネーション」と呼ばれる能力の向上に、重点を置いてきた。
昨年12月下旬から、札幌の専門家の下に自ら足を運び、目と手の協調性を高める手法を学んだ。「例えば(テニス)ボールを2つ同時に投げてもらって、同時にキャッチする。成果が出てくれば変化球への対応とか、守備でも視野を広く見られるとか、そういった効果が期待できる」と、ほぼ毎日、精力的に取り組んでいる。
ルーキーイヤーだった昨季は2軍で結果を残すも、1軍では13試合に出場して打率・071、1本塁打、2打点。プロ1号こそ出たが、納得できる成績ではなかった。
勝負の2年目に懸ける思いは強い。「今年こそ本当に開幕1軍、スタメンを狙っている。キャンプでビッグボスにアピールして、背番号1番を取れるように、ガンガン遠慮なく攻めていきたい」。2022年のチーム“1号”でスタートダッシュを決め、欲しいもの全て手に入れてみせる。(近藤裕介)
王柏融 キャンプへ万全「いつでもできる状態」
キャンプインに向けて準備万端だ。今月15日に来日し、隔離期間を経てチームに合流。先乗り自主トレに参加し、「いつでもキャンプインできる状態に仕上がってきました」と語った。来日4年目。「毎年ポジティブな気持ちで、新しい1年が始まる。できることをしっかり準備して、みなさんの期待に応えるように頑張っていきたい」と誓った。(名護)
達 新人合同自主トレ完走に「充実していた」
新人合同自主トレを完走し、「一言で言えば充実していた」と白い歯をのぞかせた。29日はブルペン入りし、捕手を立たせて30球を投げた。入寮時に88キロだった体重は約92キロまで増量。プロ入り後初のキャンプインに向けて「マットレスと治療器2つを持って行きます」と万全の準備で臨む。(鎌ケ谷)
北山 直球に自信!早期1軍昇格へ猛アピール
キャンプ2軍スタートの大卒ルーキーが、猛アピールで早期の1軍昇格を目指す。新庄監督はキャンプイン初日は2軍を視察することを公表しており「僕はストレートに一番自信を持っている。ブルペンで見ていただけたら」と気合十分。宿舎に足の動きを向上させるトレーニング器具「ブラックボード」を持ち込み、セルフケアも徹底する。(鎌ケ谷)
■短信 来日 ブライアン・ロドリゲス投手(30)が29日、成田空港着の航空機で来日した。今後は7日間の隔離期間を経てチームに合流する予定。