■２９日・沖縄、金武町陸上競技場

　北海道コンサドーレ札幌のＭＦ青木亮太（２５）が、新加入ＦＷガブリエルシャビエル（２８）との共闘を誓った。名古屋時代のチームメートであり、相性抜群の連係でゴールを量産した実績がある。背番号を１１に一新した今季。自身２度目のシーズン２桁得点を目指す。２９日は非公開で練習試合を行った（相手、結果などは非公表）。

名古屋時代の相性抜群タッグ「良い連携見せたい」

　青木が盟友との再タッグに胸を高鳴らせた。名古屋時代にチームメートだったシャビエルが２８日に合流。「シャビにはよくアシストしてもらった。札幌でも良い連係を見せたいし、それがチームの力になるようやっていきたい」と力を込めた。
　名古屋在籍時の１７年、Ｊ２で１１得点を挙げ、Ｊ１昇格に貢献した。同年夏にシャビエルが加入。そこから息ぴったりの連係でゴールを量産した。若き青木の躍進を支えたのが、シャビエルだ。
　「みんなにも気を使える人間的にも素晴らしい選手」と尊敬し、「見えているものが人より多い。とにかくパスが出てくる。信じて走れば、良いパスをくれる」と絶大な信頼を寄せる。テクニシャンの共演で、札幌の攻撃バリエーションはさらに増えそうだ。
　今季は自ら志願し、背番号を「１１」に変更した。「去年よりも活躍したいし、チームの順位はもっと上にいなきゃいけない。その力になりたい」。信頼する相棒を迎え入れ、自身５年ぶり、Ｊ１では初の２桁得点を目指す。（石栗賢）