BIGBOSS花火2200発!キャンプ前夜にど派手演出
ビッグボスから球春到来を告げるサプライズだ! 日本ハム・新庄剛志監督(50)が1月31日、1軍キャンプ地のタピックスタジアム名護で「キャンプイン前夜 花火ショー」と銘打ったイベントを主催。約2200発の花火を打ち上げた。きょう1日のキャンプインを前に、ド派手なパフォーマンスで魅了した。
「感動して言葉がないです…」
ビッグボスの思いが詰まった色鮮やかな大輪が、名護の夜空を明るく彩る。自ら考案したサプライズを目の当たりし、一塁側スタンドから鑑賞していた新庄監督のほおには熱いものがこぼれ落ちそうになっていた。
花火ショーのBGMには「球春到来」から春にちなんだ名曲メドレーと、自身の公認応援歌を歌う「HARTY」の楽曲をチョイス。フィナーレでは両手を高く掲げて万歳し、「もう、感動して言葉がないです…。名護のみなさん、ありがとうございます。感動しかないです。俺、監督として戻って来られたんだ。胸が熱くなって、涙腺がちょっとやばくなりました」と目頭を熱くした。
監督として16年ぶりに帰ってきたキャンプ地へ、粋なプレゼントだ。新型コロナウイルスの終息を祈り、慰霊鎮魂の花火を打ち上げることを計画。「2月の1カ月間、無事に選手、スタッフ、そして取材に来てくれるマスコミのみなさんが過ごせるように! さらに今、感染症の被害にあわれている方々や治療に当たっている医療従事者の方々へ、励ましと感謝の意味を含めて花火を打ち上げたいと思います」と意図を説明した。
選手たちもその光景を目に焼き付けた。開始前に球場のマイクを使って「部屋の電気を付けて、カーテンをオープン! ビッグボス命令です!」と絶叫。コロナ感染拡大を防ぐため、球場には来られなかったが、隣接する宿舎のベランダで次々と打ち上げられる花火を楽しんだ。
「きょうは国頭にいるチームの仲間たちはスケジュール上、参加できませんが、名護にいるみんなだけではなく、各地でキャンプを張るプロ野球チーム、さらに日本中のすべての人に『思い』が届けばいいなと思います」
ビッグボスの熱い思いは届いたはず。ド派手な花火ショーを号砲に、新生ファイターズがいよいよ始動する。
稲葉GM「この3日間が山場」
日本ハムは新型コロナウイルスの陽性者が続出している現状を受け、厳戒態勢でキャンプに入ることを決めた。31日にオンラインで対応した稲葉GMは「この3日間がヤマ場」と位置づけ「大勢にならないように、(名護組は)A班B班に分けて練習することを考えています」と説明した。
選手9人とコーチ2人の計11人が陽性で自主隔離となり、キャンプ初日に参加できない。チームは感染予防を徹底し、これ以上の拡大を食い止める方針だ。
通常は全員が顔を合わせるキャンプ前日の全体ミーティングもリモートで実施した。稲葉GMは療養しているメンバーの早期復帰を願いつつ、キャンプに向けて「どんどん勝負してほしい。ビッグボスも楽しく、厳しく、厳しく、厳しくやっていこうと話をされていました」と、選手の奮起に期待を寄せていた。