ファイターズ
2022/02/02 14:57

《BIG 名護キャンプ》宮西 ブルペン一番乗り 15年目のベテラン予告通り

チーム一番乗りでブルペンに入ったベテラン宮西。復活への強い思いをにじませた(撮影・中田愛沙美)

 プロ15年目を迎える日本ハム・宮西尚生投手(36)が1日、沖縄・名護で行われた1軍キャンプでブルペン一番乗り。宣言通りキャンプ初日に投球練習を行い、オフ期間に取り組んだケトジェニックダイエットで手にしたキレキレボディーを披露した。

「体の動き違う」*体質改善で体脂肪率4~5%減 

このままでは終われない―。復活への強い思いがボールにこもっているようだった。ベテラン左腕の宮西が、2017年以来5年ぶりにキャンプ初日ブルペン入り。スライダーなど41球を投げ、「体の動きが去年とは全く違うなと感じます。初日からしっかり動けたというのがまず良かった」と笑みがこぼれた。昨季は14年連続の50試合登板を果たしたものの、2軍落ちも経験し、勝ちパターンから外れるなど苦しんだ。「去年の悔しさがいまだにあるし、自分自身に腹がたつ。今年に懸ける思いはかなりあります」。このオフは体質改善に取り組んできた。

 昨年11月には3週間ほど糖質を制限するケトジェニックダイエットに挑戦。その後、元同僚で1学年下のダルビッシュ(パドレス)に相談し、「キャンプに入る2週間前に、もう一回やったらいいんじゃないですか」とアドバイスをもらった。

 2度にわたってハードな減量法を実践し、オフの間で体脂肪率4~5%減に成功。万全の状態でキャンプインを迎え、「腹回りのラインはかなり変わりました。シーズンで結果を出さないと正解だと言えないけど、今のところ間違いはなかった」と手応えを口にした。

 大きなモチベーションがある。今季は岩瀬(元中日)に並ぶ、プロ野球タイ記録となる15年連続50試合登板が懸かる。

 「今年は堂々と、岩瀬さんの数字に追いついたと自信を持って言える成績を残したい」
 今年の宮西はやってくれる。そう思えるほど、表情は明るく自信に満ちあふれていた。
(中田愛沙美)

2グループに分かれ練習
  新型コロナの陽性者が続出している現状を受け、名護の1軍キャンプは午前と午後の2グループに分かれての練習となった。
 野手は打撃練習の際もマスクを着用。投手陣もブルペンでの投球練習以外はマスクを着けたまま、キャッチボールなどを行った。
 厳戒態勢でのキャンプイン。杉浦は「(マスクを)着用してできるところでは、着用してやりましょう、とチームのルールになっています」と話した。

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