《BOSS 国頭キャンプ》上原 開幕戦で二刀流デビューだ 4年ぶり開幕1軍へ気合十分
昨秋から投打二刀流に挑戦している上原が、国頭キャンプ初日にブルペン入りし、新庄監督の前で56球を投じた。ビッグボスからは「福岡(ペイペイ)ドームのイメージを持って投げろ」と指令が飛び、気合十分。3月25日からソフトバンクの本拠地で行われる開幕3連戦での登板を想像し、左腕を振った。
開幕カードでの“二刀流デビュー”も「そういう気持ちは持っています」と視野に入れる。経験の浅い野手の練習は当然大事になるが「野手より投手の方が仕上がるのが早い。そこで1軍の戦力になれれば、そこから野手の方もついてくる」と、まずは投手での勝負にこだわっていく。この日のブルペンでは新たに習得を目指しているカットボール、ツーシーム、チェンジアップの3球種を試すなど、精力的に汗を流した。
午前は投手の全体メニューを消化し、午後からは特打を敢行。「きょうのペースは良かった」と投打で動く流れをつかんだ。二刀流として迎える初めての春季キャンプを充実させ、4年ぶりの開幕1軍入りを目指す。
(近藤裕介)
■清宮 コロナ回復順調
1月17日に新型コロナの陽性判定を受けた影響で、キャンプ初日は別メニューだった。キャッチボールや室内での打撃練習などをこなし、「体調はすごくいい」と順調な回復ぶりをアピール。出遅れはしたが「無理をせずにちょっとずつ、やれることからしっかりやっていこうと思っています」と、焦らず慎重に調整を進めていくつもりだ。(国頭)
■宮田 走塁褒められた
自慢の足で、ビッグボスから称賛してもらった。三塁から本塁へ走る際、最短距離となるラインに入るよう指導を受け、「僕は、ちょっと褒めてもらった。できているよ、くらいの感じで」と笑顔を見せた。昨季は育成から支配下契約を勝ち取り、今年が勝負の3年目。「2軍スタートは若干の焦りは感じている。レギュラーにこだわって、しっかりアピールしたい」と意気込んだ。(国頭)