ファイターズ
BIGBOSSから〝キャラ変〟珍指令 堀よ笑え
新庄ビッグボスの熱視線を受けながら、堀がキャンプ初のブルペン入り。投球の合間には「笑いながら投げてみて」と声を掛けられ、ぎこちない笑みを浮かべた。
指揮官が審判の後ろや真横に立って球筋をチェックする中、変化球を交えて57球。「めちゃくちゃ投げづらかったのは正直な気持ちなんですけど、逆にそれでさらにリラックスできた」と苦笑いだった。
プロ入り直後に投手コーチだった高橋憲幸現スカウトの教えで、ポーカーフェースを貫いてきた。「1年目、2年目の時に感情を表に出し過ぎるなと言われて、そこからちょっと無表情な感じにしていた」。マウンドで笑わないよう心掛けてきた。
この日、ビッグボス指令を実践し「変に力が入らずにリラックスして投げられるのがメリットかな」と実感。「気持ち悪い感がすごいですけど、今年は楽しく投げられたらいいかな」と前向きに話した。
昨季はプロ5年目で初の最優秀中継ぎのタイトルを獲得。2年連続の栄冠獲得へ「去年と同じではだめだと思うので、さらなる変化、進化をしっかりとやりたい」と意気込みを口にする。
「目立ちたくない」と豪語する左腕がついにキャラ変?! 今シーズンはスマイル指令を受けた堀の表情に注目だ。
中島 武井壮の指導に感銘
元陸上十種競技日本チャンピオンの武井壮から走りの指導を受け、「特に僕は足が遅くなったら終わり。引退するまで、今の状態を維持したかった。きょう話を聞いて、維持どころか速くなるのではないか」と笑顔を見せた。走力につながる日常生活での歩き方も教わり、「歩幅を広くする。今までと全然違う歩き方。今後も続けていきたい」と意気込んだ。(名護)