冬季スポーツ
枋木 無念の44位
■バイアスロン 男子20キロ
バイアスロン男子20キロで、自衛隊真駒内所属の日本勢は枋木司(30)がトップと5分29秒2差の44位、尾崎光輔(29)は82位だった。
上位は遠かった。枋木は目標とした1桁順位には届かなかったが、初出場で「思い描いた通りのレース運びはできた。自分の持っている力は出し切れた」と素直に結果を受け止めた。尾崎は「納得のいくレースができず悔しい。原因は自分自身なのだが、まだ自分の中で整理がついていない」と声を詰まらせた。
次のレースは二人とも12日の10キロスプリント。尾崎は「きょうはふがいない結果だった。納得のいく走り、射撃ができるように準備したい」と気持ちの切り替えに努めた。(共同)
山下 準々決勝進めず
■距離 スプリント・フリー予選
ノルディックスキー距離の男子スプリント・フリー予選で、山下陽暉(22、自衛隊真駒内)=写真=は上位30人による準々決勝に進めなかった。
周回遅れの屈辱を味わい「頭が真っ白になった」と話した五輪デビュー戦の距離複合から中1日で臨んだ。準々決勝進出は逃したものの、反省は生かせた様子で「気負わずに自分のレースに集中して挑めた」と明るい表情だった。
11日の15キロクラシカルを回避し、13日の40キロリレーに全力を傾けるという。「集中して調整し直す。万全のコンディションに仕上げていきたい」と力を込めた。(共同)