コンサドーレ
DF田中駿 今季初実戦で急速仕上げ
北海道コンサドーレ札幌はきょう12日、J2熊本と開幕前最後の練習試合を行う。DF田中駿汰(24)にとっては、今季初の実戦。急ピッチで仕上げた身体を試合に慣れさせ、19日に控える清水との開幕戦のピッチに立つ。
12日、熊本と開幕前最後の練習試合
調整がやや遅れた田中駿にとっては、きょうの練習試合が今季初実戦になる。それでも「コンディションは練習でしっかり上がってきている。開幕に向けて準備はできている」と頼もしく話した。「連係は問題ない。しっかり試合の負荷を経験したい」と至って冷静。シーズンを前に不安は一切ない。
3年目を迎える。昨季はけがで欠場した1試合を除き、37試合に先発出場。押しも押されもせぬ主力へと成長した。主戦場とする右CBは、DF西の加入により競争が激化するが「もう結構仲良く話してもらっている。ポジションは一緒だが、ライバルという意識ではない。学ぶところがたくさんあるので(西)大伍さんの考えをどんどん吸収したい」と、ベテランとの共闘をさらなる成長の糧にするつもりだ。
飛躍のために、結果を貪欲に求めていく。「(試合に)出続けるのはベース。アシストやゴールを求めていく。DFでも存在感を出して、自分のプレーで勝利に導きたい」と田中駿。静かに闘志を燃やしている。(石栗賢)