冬季スポーツ
ロコ ラスト1投で大逆転 デンマークに8-7
■カーリング 女子1次リーグ
女子1次リーグで、2大会連続メダルを狙う日本のロコ・ソラーレは8―7でデンマークに競り勝った。第2エンドにスチールで1点を先制。5―7で迎えた最終第10エンドに3点を奪って逆転した。
土壇場の大逆転で2勝目を挙げた。最終第10エンド。デンマークが1失点に抑えれば勝ち、2失点でも延長戦に突入し、有利な後攻となる状況だった。しかし、スキップの2投目がミスショットに。ロコ・ソラーレに逆転のチャンスが訪れた。
命運を託されたのはスキップの藤沢五月(30)。「同じショットを投げていたのでイメージはできていた」と落ち着いて相手のNO・1、3の石をダブルテークアウト。この試合、両チーム通じて唯一の3得点で勝負を決めた。
窮地に追い込まれた状況を打破し、手にした大きな1勝。藤沢は「(日本)代表決定戦や(世界)最終予選でも苦しい試合で勝った。その経験があったからこそ勝てた」と振り返った。
吉田知那美(30)と吉田夕梨花(28)もそれぞれ、「我慢しなければと思っていた」、「最後の最後まで我慢する試合ができた」と誇った。
デンマーク戦後にはROC(ロシア・オリンピック委員会)と対戦し、10―5で勝利。1次リーグ通算成績を3勝1敗とした。