ファイターズ
清宮コロナ明け復調犠飛&適時打
定位置「獲りに行く」
復調を印象づけた。1月の自主トレ期間中に新型コロナウイルス陽性判定を受け、キャンプ国頭スタートとなっていた清宮が12日、名護でシート打撃形式の実戦に出場した。新庄監督が見守る中、犠飛と適時打を放ち、存在感を示した。
1、2軍のメンバーが入り交じった変則の実戦で、結果を残した。1死満塁の設定で迎えた第1打席は松本遼から中犠飛。1死一、三塁の第2打席は斉藤から右前にはじき返した。追い込まれても冷静に対処し「真っすぐが長く見えていたので、余裕を持って打席に入れました」と成果を口にした。
キャンプは別メニューで始まったが、状態は上向きだ。殻を破ろうと、強い覚悟で挑む5年目のシーズン。「1年間、トライアウトと言われているので、(定位置を)獲りにいくほかないと思います」。未完の大砲は指揮官の言葉を真っ正面から受け止め、がむしゃらにはい上がっていく。