カーリング女子のロコ・ソラーレは、重苦しい空気を振り払えないまま、１次リーグで上位を争うライバルに敗れた。前回３位決定戦を戦った英国に２エンドを残して４―１０の完敗。スキップ藤沢は「３点を取られた部分が一番大きな反省点」と肩を落とした。

　試合前、９分間の氷上練習から英国とは対照的に４人の表情はこわばっていた。リード吉田夕は「心身が疲れの方に傾いて、試合に集中、とまでいかなかった」と反省する。

　先攻で始まった第１エンド。藤沢が英国のミュアヘッドとのスキップ勝負で後手に回り、いきなり３失点した。第３エンドも細かいミスが出て大量失点した。

　今大会初の２連敗で４勝３敗となった。好調の米国と首位のスイスが相手の残り２戦。４位までの１次リーグ突破は険しい道となった。崖っぷちに立っては巻き返してきたロコ・ソラーレ。藤沢は「自分たちらしい試合が、いかにできるか。カーリングの神様に試されてるのが今」。目を見開いて力強く言い切った。（共同）