■国頭キャンプ　ＢＯＳＳ組

　約２時間に及ぶ“近藤塾”だった。特打を終えた清宮から「バットのヘッドの走りがいまいち」と相談を受けると、近藤はスイングの始動や、体幹を意識して振ることなど、自身の持つ打撃理論を惜しみなく伝えた。

　「（チームでは）数少ないホームランバッターだと思うので。本人も変わりたいという気持ちで新たなフォームに挑戦しているし、少しでも手伝えたら、と思って」と説明した。

　近藤自身の体の状態は万全で実戦復帰も近い。この日から２軍の全体練習に合流。早ければ、あす１７日に行われるＤｅＮＡとの練習試合（名護）に出場する見込みだ。「早く実戦に出て、今の課題を見つけたい」と意気込んだ。

　開幕戦の相手はソフトバンク・千賀に決まった。「誰が見てもスーパーピッチャー。チームとしてしっかりと勝てるように」。その中には主軸はもちろん、清宮の力も必要だ。若き大砲の覚醒を促すために、選手会長の熱心な指導が続いた。

石川直　第１子誕生に「感動」

　１４日に第１子の長女が生まれたことを発表した。出産に立ち会うことができ「泣き声が聞こえて、すごい感動した。妻にも感謝の気持ちをその場で伝えました」と振り返った。毎日テレビ電話などを通じてメロメロになっており、「もうすでに親バカです」と笑う。家族の大黒柱として「さらにやらなきゃいけない」と気持ちを新たにしていた。（国頭）