冬季スポーツ
2022/02/16 19:15

《島山記者の書いチャイナ》寒さを忘れる熱戦

 過酷な取材現場だった。スキージャンプの男子団体が行われた14日。北京から北西に約180キロ離れた張家口の気温はマイナス20度を下回り、道産子記者でも経験したことのない寒さだった。

 雪山ということで手袋に帽子、ダウンジャケットなどフル装備で臨んだ。しかし、手足の先が徐々に痛み始め、30分ほど屋外にいるのがやっと。眼鏡のレンズ、マスク、まつ毛といった外気にさらされる箇所はすぐに凍り、フル充電していたスマートフォンの電源も落ちてしまった。

 そうした中でも、熱いメダル争いを繰り広げていた各国の代表選手たち。国の威信をかけて戦う姿を見て、思わず寒さを忘れる瞬間もあった。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい