コンサドーレ
ルーカス&シャビエル ブラジル人コンビが開幕白星けん引
北海道コンサドーレ札幌は19日のアウェー・清水戦に向けてミニゲームなどで調整。FWガブリエルシャビエル(28)とMFルーカス(27)がともに主力組に入り、攻撃をけん引した。2年連続の開幕戦勝利へ、ブラジル人コンビは万全。今季の攻撃のキーマンになりそうだ。
アイデア豊富なシャビエル、多様性のルーカス ミシャ流の大きな武器に
新戦力のシャビエルは持ち前のチャンスメーク能力を発揮し、あっという間に主力組の一角を奪取。この日も右シャドーでプレーし、攻撃にアクセントを加えた。「長いキャンプは監督と話す時間もたくさんある。連係も良くなっている」と手応えは十分だ。
高い攻撃性能はもちろんだが、ハイプレスを用いる守備面でも難なく順応している。MF駒井に「ハードワークできる選手で驚いた」と言わしめるほど、前線で労を惜しまず相手を追い回している。
昨季まで名古屋でプレーしていたシャビエルは「コンサドーレと対戦する時のゲームプランがうまくいかなかったのは、まさに前線からの守備に苦労したから。そのイメージを持ってプレーしている」と献身性でもアピールした。
札幌で4季目を迎えるルーカスは絶好調。キャンプ中の実戦ではチームトップの3得点を挙げている。「コンディションは非常に良い。開幕に合わせてベストに持っていけると思う」と充実感を漂わせる。
この日は左WBでプレー。ここまで両WBで起用されており「こだわりはない。監督に与えられたポジションでチームの勝利に貢献する」と表情は明るい。
アイデア豊富なシャビエルと、両サイドでプレーできるルーカスはペトロビッチ監督にとって頼れるピース。厚みある攻撃に不可欠な二人は準備万端で開幕を迎える。(石栗賢)