コンサドーレ
2022/02/22 14:50

道産子ルーキーMF井川 プロデビューへ万全

デビュー戦に向け、調整に余念がない井川(右)(撮影・西川薫)

■21日、熊本・大津町運動公園

 北海道コンサドーレ札幌は21日、23日のルヴァン杯第1節・アウェー鳥栖戦へ向け、調整を行った。この日は19日のリーグ開幕戦に先発したメンバーはオフ。残ったメンバーはミニゲームなどで汗を流した。筑波大から加入した道産子ルーキーのMF井川空(22)は、屈強なフィジカルを武器に、プロデビュー戦を勝ち取るつもりだ。

 26日にホーム開幕戦が控えており、鳥栖戦ではターンオーバーでの戦いが濃厚。井川にプロデビューのチャンスが訪れた。「今は自信もすごいあるし、出たらやってやろうという感じ。堂々とプレーしたい」と、はやる気持ちを抑え、静かな闘志を燃やしていた。

 ベンチ外だった19日の清水戦は特に最終ラインの動きをチェック。「田中(駿汰)選手とか、リベロの宮沢選手。自分が出た時のことを想像しながら見ていた」とイメージを膨らませ、臨戦態勢も整っている。

 ここまで実戦4試合に出場。ストロングポイントは「長短のパスだったり、対人の強さ」と井川。180センチの体格を生かして、主に3バックの中央や右で存在感を示してきた。ミシャ流サッカーも「大分理解できてきて、自分の良さが徐々に出てきている」と手応えも十分だ。

 今季公式戦初勝利がかかった大事な一戦。「まずはチーム初勝利にどれだけ貢献できるか、こだわっていきたい。勝ちに、結果にこだわってやっていきたい」。22歳のルーキーが、最終ラインから勝利をたぐり寄せる。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい