上沢 上原氏も大絶賛「日本を代表する投手」
■名護キャンプ BIG組
あす初実戦 エースの仕上がり万全
文句なしの「あっぱれ」だ―。上沢があす26日、DeNAとのオープン戦で今季初登板に臨む。「クイックだったり、変化球もしっかり多めにと思って投げました」。間近に迫る実戦を意識しながら、宇佐見を相手にブルペンで61球を投じた。
後ろで投球を見ていた元巨人で、米大リーグでも活躍した野球解説者の上原氏は「上沢投手は日本を代表する投手だと思っていますし、あのフォームは理想だと思う」と太鼓判を押した。
力感のないフォームからキレのある球を繰り出す右腕に対し、さらにベタ褒め。「変化球を投げる時でも全くフォームが変わらない。そこは打者を惑わせる部分。上背もあって上から投げ下ろす真っすぐとカーブもすばらしい」と絶賛の嵐だ。
トリプル100(日米通算100勝、100セーブ、100ホールド)の偉業を成し遂げた上原氏は雲の上の存在だ。上沢は「(上原氏は)下敷きの人っすよ。持ってましたもん、僕」。小学生の頃、巨人戦を観戦した際に上原氏のグッズを購入したという。そんな憧れの存在から、これ以上ないお墨付きをもらい「本当に恐れ多いです」と恐縮した。
ここからさらに開幕に向けて仕上げていく。「バッターがいる景色の中で、試合の力感で投げるのが久しぶり。その中で少しずつ実戦の力加減だったり、ボールを投げる感覚を思い出していければ」。“上沢監督”としても注目を浴びる一戦で、2022年シーズンをスタートさせる。
野村 室伏ボディーになる
強さと柔らかさを兼ね備えた室伏長官の肉体に驚きを隠せなかった。自身と室伏長官の動きを比べ、「一流のトップアスリートは違う」と目を丸くした。「ストレッチ系とかは今までよりも細かく、丁寧にやっていきたい。そういうことを意識しながら、継続していければいい」。強靭(きょうじん)で、しなやかな“室伏ボディー”の習得を目指す。(名護)
今川 室伏長官へいい結果届ける
刺激を受けながら、キャンプを過ごす。あらゆる部門の臨時コーチから多くを学んでいる。「毎日が新しいことだらけで、ビッグボスには感謝です」とニッコリ。室伏長官との時間は「すごく勉強になる一日」だった。「感覚やトレーニング方法だったり、今まで聞いたことのない話をたくさん聞けた。室伏長官にいい結果が届くまで頑張っていきたいです」と恩返しを誓った。(名護)