高校野球
2022/03/01 14:36

クラーク初陣1勝へ着々 センバツ旗授与&壮行会

クラークにセンバツ旗が届き、深川の本校で授与式と壮行会が行われた

 第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、阪神甲子園球場)に初出場するクラークでセンバツ旗授与式と壮行会が28日に行われた。全国にキャンパスがある同校は、オンラインでその模様を配信。白取太郎主将(2年)は、春夏通じて甲子園初勝利を約1万人いる生徒に誓った。チームは抽選会のある4日に北海道を出発。対外試合が解禁となる5日から道外で最終調整を行い、そのまま大阪入りする予定だ。

 創部8年目の春初陣へ、クラークがいよいよ本番モードに突入する。真新しいセンバツ旗を受け取った白取主将は、「まずは1回戦に勝つことへ全力を注いで、その中で優勝を目指してやっていきたい」と意気込んだ。

 雪のないグラウンドで練習することを求めて敢行した道外遠征では、紅白戦やシート打撃を中心に行った。佐々木啓司監督(66)は「守備は送球もしっかりしてきたし、攻撃も感覚をつかんできた」と好評価。昨年11月の明治神宮大会では、九州国際大付戦で単打5本と苦しんだが、特訓の成果で「打撃がいいね」と成長ぶりに目を細めた。

 昨秋のエース左腕・山中麟翔(2年)は下半身強化で5キロ増の77キロとなってパワーアップ。「球数が増えると手投げになっていたけど、終盤に粘れるようになってきた」と、スタミナ増にも成功した。右の辻田旭輝(2年)も「課題だった低めと内外の投げ分けができていた」と制球力が向上した。5日以降、練習試合を10試合程度こなし、本番へと状態を上げていく。

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