今季の女子プロゴルフツアー初戦・ダイキンオーキッドレディスが３日、沖縄・琉球ゴルフ倶楽部で開幕する。昨年６月にプロテストに合格し、予選会で今季前半戦の出場権利を得た恵庭出身のルーキー・阿部未悠（２１、フリー）は初の開幕戦で上位進出を誓った。道勢では昨季賞金ランク３位で大会２連覇を狙う北広島出身の小祝さくら（２３、ニトリ）、昨季１勝の苫小牧出身の菊地絵理香（３３、フリー）、南幌出身のルーキー内田ことこ（１９、加賀電子）も出場する。

　今季ツアーに本格参戦する阿部が開幕戦初陣Ｖへ意気込んだ。「まずはシーズンを通して全試合に出られたら。その中で初優勝を目指したいですし、賞金シードも目指したい」と群雄割拠の国内ツアーで躍進を誓った。

　アマチュア時代から昨年まで、小祝らと辻村明志プロの指導を受けたが、いろいろな事を勉強したいと“独り立ち”を決めた。「本当に感謝しかない。成長した姿で恩返しできれば。チームの上田桃子さんは今も目標です」。今オフは千葉を拠点に、パターを重点的に磨いてきた。

　着実にステップを踏んでいる。プロ２戦目となった昨年８月のニトリレディス（小樽ＣＣ）。幼いころから目標としていた地元大会にプロとして初出場。初めて鴨川裕行キャディとタッグを組んで予選を突破。最終日まで駒を進めた。「以前は波があったけど、ラウンドのリズムのつくり方が安定した」。今回も自ら拝み倒して再タッグを結成。将来の米ツアー進出を大きな夢に掲げ、万全の態勢でティーオフする。