9年ぶり 札幌ドームで「早明戦」開催決定
4月30日、5月1日は北海道”ラグビーの日”に
道ラグビーフットボール協会は7日、4月30日と5月1日を北海道“ラグビーの日”と命名し、1日に札幌ドームで関東大学春季大会Aグループ「早大対明大」の試合を開催すると発表した。早明戦の道内開催は、2013年に札幌月寒ラグビー場で招待試合として行われて以来9年ぶり。入場チケットは4月9日から発売される。
チケットは来月9日から発売開始
大学ラグビー伝統の一戦、早明戦が2019年W杯の舞台でもあった札幌ドームにやって来る。昨季の全日本選手権準Vの明大には道内の高校から進学したSO榎本凛太郎(2年、立命館慶祥)が所属し、早大にはPR川村駿太(3年)ら函ラサール出身選手が7人在籍。彼らの出場にも期待がかかる。
W杯では札幌ドームでイングランド対トンガ、オーストラリア対フィジーの2試合が行われた。苫前町出身で元明大監督の丹羽政彦実行委員長(53)は「もう来年にフランスW杯が迫っています。3年前、札幌で盛り上がって(競技を)認知してもらった。コロナはまだ収まってませんが、北海道を元気づけていくためにラグビー界にとっても重要なこと。レガシーを引き継いでいく次の一手」とラグビーの日を設定した意義を強調した。
札幌ドームは昨年10月に隣接する屋外サッカー練習場を改修し、ラグビーポールの設置が可能になった。これによりイベントを開催する上での幅が広がった。今回の期間中も、U18合同大会や女子セブンスの試合、スクールの交流会などを行い、活性化を図る構えだ。
将来的には日本代表戦誘致も
招待試合は例年6月ごろに開催してきたが、今後は道外からもファンや観光客が来やすいようにとゴールデンウイークに設定。丹羽実行委員長は「今回は早明戦ですけど、将来は日本代表の試合も誘致したい。道外から“2度目の花見”として見に来てほしいですね」。日本代表・桜のジャージーが道内のピッチに立つ日を心待ちにする。