ファイターズ
障害者や子供を対象に招待 選手会シートを新設
日本ハムは今季から「ファイターズ選手会シート」を新設し、札幌ドームで開催される主催試合に20人ずつ招待することを発表した。球団選手会による社会貢献活動の一環。障害を持つ方や子供らを対象に野球に触れる機会を創出し、魅力を伝えていく。
野球を通して支援の輪を広げる。日本ハム選手会が本拠地札幌ドームの2022年シーズンシート(三塁側S指定席)を購入し「選手会シート」を新設した。こども食堂北海道ネットワークなど3団体の協力を得て、体の不自由な方やさまざまな事情を抱えた子供らを招待することを決めた。
新シート発表会見に出席した近藤選手会長はコロナ禍の現状に触れ「選手会みんなで話し合って、こういう厳しい状況の中で、何かできないかと考えました」と経緯を説明。悩みや苦しみを抱える人々の力になることを目指しており「少しでも球場に足を運んでいただいて、僕たちの活躍を見ていただけたら」と願いを込めた。
近年は野球人口の減少、人気の低迷が一つの課題とされている。同副会長の上沢は「実際に生で見ないとおもしろさや楽しさが分からない。ぜひ、こういう機会にたくさん足を運んでいただきたい。『野球っておもしろいんだ』と思われるのが、僕たちの一つの目的」と訴えた。選手全員が手を取り合い、社会のために力を尽くしていく。