ファイターズ
池田リーグワースト10敗 打線も振るわず1点止まり
■日本ハム1-3西武(14日、メットライフドーム)
前カードを2勝1分けで勝ち越した勢いを持って、敵地・メットライフに乗り込んだ。しかし、先発・池田がその波に乗りきれなかった。二回2死満塁から岸に2点適時打を浴び先制を許すと、1点を返した直後の三回もピリッとしない投球が続いた。
連続長短打と四球で無死満塁とし、6番・栗山に中前へと運ばれた。反撃ムードに水を差す失点となってしまった。2回0/3、3失点でリーグワーストの10敗目を喫した池田は「味方が追い上げムードの中、すぐに追加点を取られてしまった悔いが残ります。序盤で降板する形になり、申し訳ない気持ちです」と肩を落とした。
6月12日のDeNA戦以来勝ち星から遠ざかり、勝ちたい気持ちが焦りを生んでいる。登板前に「もどかしいって言葉が一番しっくり来る」と話していたが、そのモヤモヤはまたも晴れなかった。荒木投手コーチは「自分の狙ったところにいかないとか、狙いすぎてしまうとか。そういう部分が出てしまった」と、敗因を指摘した。
2番手・上原以降の5投手は奮闘した。荒木コーチも「みんな頑張ってくれているよね」と話すように、再三のピンチも何とか切り抜け、四回以降はスコアボードに「0」を並べた。しかし流れは好転せず、西武投手陣の前に5安打1得点と封じられた。きょうは勝ち頭のルーキー右腕が先発する。投打できっちりと仕切り直す。(十島功)