サッカー
2022/03/10 14:05

BTOPサンクくりやま 最短4年でJ1目指す

最短、最速でのJ1昇格を狙うBTOPサンクくりやまのメンバー(撮影・小田岳史)

 コンサに続け! 道内から2番目のJリーグ入りを目指すプロサッカークラブ「BTOPサンクくりやま」の始動会見が9日、札幌サッカーアミューズメントパーク(SSAP)で行われた。母体は昨季の道央・道北ブロックリーグを制し、今季から道リーグに昇格した「サンクFCくりやま」。まずは今季のリーグ優勝とJFL昇格を目指し、最速4年でのJ1昇格を狙う。

 先輩の背中を追いかける―。J1北海道コンサドーレ札幌もかつて練習場として使っていた栗山町・ふじスポーツ広場を主な練習拠点にするBTOPサンクくりやまが、道内2番目のJ昇格に名乗りを上げた。始動会見に臨んだ矢野哲也代表取締役社長(37)は、「(チームの目標は)最短、最速でJ1へ参入すること。われわれは本気です」と決意表明した。

 メンバーは前身クラブの選手を含め総勢31人。その中の22人がプロ契約を結んだ。Jクラブ経験者も12人おり、道産子は10人が在籍する。西野虎太郎総監督(24)は「一人一人の特性を認識し、能力を最大化させます」とチームづくりに自信を見せ、道リーグ昇格1年目の優勝を誓った。

 昨季までJ2金沢でプレーし、札幌U―18ではMF高嶺朋樹(現札幌)と同期だったMF本塚聖也主将(24)も、「道リーグでは圧倒したい」と、このカテゴリーで負けるつもりはない。

 Jリーグライセンス獲得には数々の難関が待ち受ける。札幌市内を視野に入れているホームスタジアム一つとっても、カテゴリーが上がるにつれて厳しい基準が設けられる。矢野代表は「(問題が)山のようにあるのは認識している。一つ一つクリアしていきたい」。チームが夢に掲げる〝北海道ダービー〟開催へ、本気の挑戦が始まった。

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