ファイターズ
2022/03/12 14:10

渡辺 大瀬良撃ちOP戦1号

先発出場した渡辺は二回、大瀬良から左越えに先制1号ソロ。これがオープン戦初安打となった

 目覚めの一発となった。二回2死。渡辺が大瀬良の145キロ直球を、左中間スタンドに放り込んだ。オープン戦11打席目で生まれた初安打が、最高の結果となった。

 長く苦しい日々が続いていた。8、9日は鎌ケ谷で行われたオープン戦ではなく、2軍に合流し、教育リーグに出場した。しかし、思うような結果を残すことができず、出口の見えないトンネルの中をさまよっていた。

 光を与えてくれたのは、新庄ビッグボスだった。「練習中に監督からアドバイスをもらっていたので、それを意識したことが良い結果につながったと思います」と渡辺。ダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、ビッグボスと握手し、安堵の表情を見せた。

 しかし、本塁打の後は併殺打と失策を記録するなど、満点アピールとはならなかった。ここからまた仕切り直す。開幕まで残り2週間、持ち味の打撃でポジションを自らの手で引き寄せる。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい