高校野球
クラーク 吉田 メンバー返り咲き 堅守誓う
選抜高校野球大会(18日開幕、阪神甲子園球場)に初出場するクラークは11日、滋賀県内で練習を行った。同日、甲子園のベンチ入りメンバー18人を発表。昨秋の明治神宮大会でベンチ外だった吉田暁登内野手(1年)が背番号「17」で〝復活〟した。
吉田が自慢の守備でメンバーに返り咲いた。「不安もあったけど、うれしいです。道具運びや水分補給など、チームをサポートしたい」と自分の役割を果たす。
昨秋は空知支部大会2試合に遊撃で途中出場。全道大会では出番はなく、神宮大会でベンチを外れた。「悔しかった」と巻き返しを誓い、冬の練習に取り組んできた。6日の練習試合・前橋育英(群馬)戦に八回から守備要員で出場。もらったチャンスを生かし、アピールに成功した。
神宮大会でベンチを外れた際、野球を教えてくれた父・敦志さん(46)から「次は甲子園で入れるように頑張って」と励まされた。この日、ベンチ入りが決まると、すぐに父に連絡したという。
18日の本番・九州国際大付(福岡)戦へ、「試合に出られたら、守りで貢献したい」。チームの聖地1勝をたぐり寄せる好守備を披露する。