ファイターズ
≪ハム番24時≫ 上原 二刀流挑戦で思考に変化
待望の〝初安打〟が飛び出した。12日の春季教育リーグ楽天戦(鎌ケ谷)に、上原が「1番・右翼」で先発出場。一回の第1打席で右前打を放ち、投打二刀流となってからの実戦で初めて「H」のランプをともした。
追い込まれながらも、外角低めの変化球に食らいつき「長いリーチが存分に生きました」と笑った。投手以外の守備も初だったが、飛球の処理などを無難にこなした。
野手として出場し、考えにも変化が生まれた。「どれほど投手が有利か、身に染みて分かった。今後マウンドに上がるときは、もっと視野を広げられる気がします」。打者・上原の経験が、投手・上原の成長につながれば、二刀流挑戦の大きなメリットと言えそうだ。