ファイターズ
2022/03/15 14:48

開幕ローテ有力道産子左腕 根本山賊斬りで万全アピールだ

3日に行われたヤクルトとのオープン戦でも先発した根本。きょう西武戦の登板で開幕万全をアピールする

 日本ハムの根本悠楓投手(18)が、きょう15日の西武戦(ベルーナドーム)に先発する。球数100球をめどに5イニング以上を任される見込みだ。開幕ローテーション入りが有力視される高卒2年目の道産子左腕。オープン戦ラスト登板で快投を見せ、“準備OK”をアピールする。

 3月25日の開幕戦まであと10日。オープン戦は残り5試合。貴重な先発機会は、キャンプから好投を続けてきた根本に与えられた。ここまで実戦3試合に登板し、9回1失点。武田投手コーチは「彼はローテーションに入る力を持っている」と話し、開幕ローテ入りが有力な状況だ。

 それでも、2年目左腕は「今年は3勝が目標。ローテは意識していない。入れたらいいなくらい」と自然体でマウンドに上がる。敵地ベルーナドームは初登板。「マウンドが低いと言われている。対応をしっかりしたい」と気を引き締めた。昨季、西武相手に快投したオリックス・宮城の動画をチェックし「結構ゆるい変化球、チェンジアップを使っていた」と、獅子打線封じのイメージを膨らませている。

 チームメートの加藤からは、金言を授かった。「制球力がすごい」と尊敬する先輩に数日前、「3ボールの時にどういう気持ちで投げていますか」と質問。返ってきた答えは「適当に投げる」だった。「やっぱり加藤さんは気持ちの面で考えすぎていない。自分は1軍だとコースを狙いすぎることがある。適当に、楽に投げようかな」。ナーバスになって厳しいコースを狙えば、四球を出すリスクもある。カウントによっては加藤流“テキトー投法”で、さらなる成長を目指していく。

 登板2日前の13日には鎌ケ谷でブルペン入りし、40球を投じて調整。「前回(3日ヤクルト戦)は初回にばたついた。今回は初回から落ち着いて抑えられれば。1軍に慣れる意識で、自分の投球をしたい」と意気込んだ。勢いに乗る白老出身の18歳が、このまま一気に開幕まで突っ走る。

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