サッカー全般
2022/03/16 14:19

野々村チェアマン就任 Jリーグ全58クラブ行脚を公約

Jリーグの野々村新チェアマン(左)がオンラインで就任会見を行い、前任の村井氏とグータッチ

 Jリーグは15日、第6代チェアマンに野々村芳和氏(49)が就任したことを発表した。オンライン記者会見で抱負を口にした野々村チェアマンが真っ先に掲げた公約は、“全国行脚”。全58クラブと対話しながら、Jリーグを発展へと導く。また15日をもって、株式会社コンサドーレの代表取締役会長を退任した。

 Jリーグのトップに就任した野々村チェアマンは「全クラブのホームスタジアムに半年以内に行く」と“公約”を掲げた。すでにスケジュール調整を進めており、5月上旬までに30以上の会場に出向く予定だという。古巣は特別扱いせず「札幌に行くのは58番目(最後)」と、札幌ドームを終着点にした。

 リーグ発展のため、J1からJ3まで個性豊かな58クラブの意思統一を図る。「(規模が)上のクラブと真ん中くらいのクラブでは目指す方向性も課題も全く違う。最大公約数を見つけるのも正解かもしれないが、伸びていくことを考えれば、別の決断もしなければいけない。同じ絵を描けるかどうか」。対話を重要視し、連携を深める。

 「試合の日に笑っている人たちが増えるように」と話す志は、クラブを率いたときと変わらない。史上初の元Jリーガーチェアマンとして「フットボールと社会連携」に重点を置く。新たに特任理事となった内田篤人氏、中村憲剛氏ら元選手とも力を合わせ、リーグの発展に心血を注ぐ。「アジアでずばぬけて楽しい、素晴らしいリーグにしなければ」と、強い覚悟で挑む。

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