26日から全国高校女子硬式野球選抜大会 駒苫全国初Vへ万全
全国高校女子硬式野球選抜大会(26日開幕、東京ドームほか)に出場する駒大苫小牧と札新陽が15日、札幌ドームで練習試合を行い、駒大苫小牧が7―2で勝利した。両校とも26日から登場し、札新陽は1回戦で開志学園(新潟)と、駒大苫小牧は2回戦で福井工大福井と対戦。道勢初の日本一を目指す。
昨年全国初白星を手にした駒大苫小牧が勝負のシーズンに挑む。藤井華子主将(2年)は「最終学年として臨む大会なので、一戦一戦、全力で自分たちらしい試合をしたい」と力を込めた。
全国初陣となった昨年の選抜大会1回戦で叡明(埼玉)にコールド勝ち。公式戦初勝利を飾ると、夏の全国高校選手権でも初戦を突破した。8強入りした神村学園(鹿児島)に2回戦で敗れたが、終盤まで1点を争う熱戦を繰り広げた。
3年生不在で全国の強豪校とも互角に渡り合い、手応えをつかんで迎える創部3年目。2020年に入部した1期生が最高学年となり、節目の年となる。茶木圭介監督は「こういう野球をすればトップクラスにいけるというのを、去年1年で勉強させてもらった。やれないことはないのかな」と自信をのぞかせた。
今大会、決勝が行われる会場は東京ドーム。東京都出身で、エース右腕の柴田涼(2年)は「(プロ野球を)観戦に行くなら東京ドームだった。その場所に自分も立って、日本一の景色を見たい」と夢を描いた。
札新陽も闘志 昨年の雪辱誓う
札新陽は、昨年の選抜大会で敗れた開志学園と再戦する。津田夏実主将(2年)は「去年負けた3年生の分まで、自分たちが取り返さないといけない」と雪辱を誓った。練習試合では最終回に連打で2点を奪うなど攻撃面で一定の成果を得た。一方、守備は失策など細かいミスが重なり7失点。津田は「試合まで時間は少ししかないけど、修正していきたい。(目標は)全国で優勝」と話した。