北海道コンサドーレ札幌はあす１９日、アウェーでＣ大阪と対戦する。新型コロナウイルス陽性判定で複数選手を欠く中、２戦連続の先発が濃厚なＭＦ青木亮太（２６）が、昨季に続く敵地弾で今季初勝利に導く。

　青木は２戦連続の先発が濃厚。１２日の横浜Ｍ戦で今季初先発し、開幕から徐々にプレー時間を増やしている。前節の出場４５分間を振り返り「あまり良い時間をつくれなかった。もっと自分たちの時間を増やさないと」と反省。得た教訓を、あすのゲームに生かす。

　チームは開幕から４戦連続引き分けで、いまだ未勝利。「まだ勝利できていないので、勝ち点を絶対に持って帰りたい。チーム状況は関係ない」と気合が入る。３試合で先制しているが、ここまで複数得点がないことも、勝ちきれない一因だ。勝ち点３を奪うため、バリエーション豊かに攻め続ける。

　昨季は敵地での同カードで、リードを広げる得点を挙げて２―０の完封勝利に貢献した。狙うは再現弾。「ゴールは狙っていきたい。（チームとして）得点が少ないので、僕だけじゃなく全員が得点を狙うことが大事」と力を込めた。

　複数選手が新型コロナウイルス陽性判定を受け、総力戦で臨むアウェー戦。「誰が出てもサッカーのやり方は変わらない。特別焦りはない。戦術を守り、走り、戦う。全員でハードワークする」と平常心で臨む。