コンサドーレ
ミシャ コロナ禍の苦境も「選手100%信頼」
北海道コンサドーレ札幌はきょう19日、アウェーでC大阪と対戦する。チームは新型コロナウイルス陽性判定者が複数出る苦境で臨むが、ミハイロ・ペトロビッチ監督(64)は、「十分戦える」と戦力に自信を見せる。足踏みしているクラブJ1通算100勝を、総力戦でつかみ取る。
ピンチをチャンスに変える。新型コロナウイルス陽性判定により、複数選手の離脱が余儀なくされたが、「スタメン11人だけが良い選手ではない。契約してる全員が良い選手だと思っている」と鼓舞する指揮官の期待に、出番に飢える選手たちは燃えている。
右足首の負傷で出遅れ、ここまでリーグ戦は未出場のDF岡村ら、アピール機会を臨む選手はやる気に満ちている。岡村は「チャンスをものにするだけ。チームがこういう状況だが、そのせいで負けたとは絶対に言われたくない。内容と結果に貢献したい」と決意表明した。
ペトロビッチ監督は「選手がいないことを嘆いても何もプラスにはならない。十分に戦える選手がいる。100%信頼しているし、チーム全員でこういった状況でも戦えることを示したい」と、自然体で受け入れる。17、18日のミニゲームではメンバーやポジションを複数変更。現状でのベストを模索した。
指揮5年目。戦術の共通理解を深めてきた自負がある。「誰が出ても攻守において自分たちの戦いをする」と指揮官。苦境を総力で乗り越え、待望の今季初勝利をつかむ。